ソリッドモデルについて
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ソリッドモデルの定義
Solid Model=Solid+Modelということで、直訳すれば、「中が詰まった模型」ということになります。
この「ソリッド」とは、木材等の材料を削って作り出すということを意味しています。日本風にいうならば、「無垢」作りということになるわけです。
ソリッドモデルの起源を紐解いてみますと、「飛ばない、中が詰まった縮尺模型」という注釈がついています。 飾っておくための縮尺模型の一つとしてソリッドモデルが位置付いた訳です。19030年代に大量生産されたDOERING BROTHERSの模型は、金属板を加工した(ソリッドではない)模型でした。
しかし、形態や仕組みから「ソリッドモデル」という名称がついただけでなく、一般向けの「模型」としての「飾っておくための飛ばない模型」としての位置づけがあります。初期の「SkyBirds」というソリッドモデルのキットは、そういう一般向けに販売されたソリッドモデルです。その後、アマチュアのフルスクラッチビルドの模型も一般的に「ソリッドモデル」と言われるようになりました。
つまり、ソリッドモデルとは、「木材等を主材料とした、飛ばない、一般向けの実機の縮尺模型」ということになります。というわけで、風洞模型のように製作手法がソリッドモデルに似ていても、「ソリッドモデル」の範疇には入らないものもあります。
ソリッドモデルの歴史
模型の中での位置
世界的にみても現在(2011年)の模型の主流は、「プラスティックモデルキット」です。しかし、プラスティックモデルが、模型の大量生産型を目指していたという経緯を考えると、現在の航空機の縮尺模型のルーツの一つは、ソリッドモデルになります。
しかし、模型には、工業生産上の検討用のものがあり、航空機が作られ始めたのと時を同じくして始まっています。これは、真に航空機の「模型」です。
第2次大戦中に多く作られた「識別模型」も製作方法などは、ソリッドモデルと類似しますが、「ソリッドモデル」とは、異なった範疇に入るものと考えるのが妥当でしょう。
模型には、「趣味としての娯楽」のための物があり、ソリッドモデルは、その範疇のものと考えるのが妥当だと考えられます。
日本におけるソリッドモデルの存在意味
ソリッドモデルが発生した時には、船や車もありました。しかし、現在は、ソリッドモデルといえば、「航空機の模型」を指しています。
日本におけるソリッドモデルは、特別な存在として扱われています。
一つには、日本の航空機模型を牽引してきたということであり、一つには、「完全手作りの精緻な縮尺模型」に対する敬意をもたれた存在であるということです。
フルスクラッチビルドの模型として
ソリッドモデルが生まれたころは、模型といえば、殆どフルスクラッチビルドのものでした。しかし、一般大衆向けのキットが生産されると、「半完成」の模型になっていきました。しかし、プラモデルが隆盛してくると、ソリッドモデルの位置づけは、フルスクラッチビルドの模型としての位置づけがより明確になっていきました。「完全手作りの精密縮尺模型」でということです。その一つの方向は、「バキュームフォームモデル」として発展していきました。
模型のカテゴリーにおいて
実機生産のための模型
・風洞模型
・モックアップ
商業模型
・販促用模型 (代理店に置かれているディスプレー模型)
・展示用模型(博物館用を含む)
・撮影用模型(映画等を含む)
趣味としての模型 (ソリッドモデルはここに位置付く)
・模型飛行機(スケールモデルを含む)
・固定[1]模型(ソリッドモデル、プラモデル、フルスクラッチモデル)
脚注
- ↑ static(静止的)の直訳である。