ダグラスRB26 インヴェイダーの作り方(1)
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前がき 最近ほとんどその姿を見なくなった。ダグラスRB-26“インヴェイダー”を取り上げた。 胴体の製作 図面は本誌の折込園を拡大使用する。(近月号に掲載) | |
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| 今度のものは、胴体を穴だらけにするので、主翼や尾翼は邪魔になるので、胴体だけを完全に作り、一方、翼も仕上一歩前という程度迄、別に作り、最後に組立をする……という方法を取った。 型紙より、例によって、第2図の(イ)のごとく削る。 | |
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| この場合、とくに主翼の差込む穴を忘れずに彫って置く。次に(ロ)のように、断面図や写真などを参考に削るが、とくに機首の型は、このまま、透明風防の雄型として使用するので、美しく仕上げること。 操縦席の部分は、どうしても、別に雄型を作らわはならぬので、取り去る。この場合、本機の操縦席の窓の長さが左・右と異っているから注意して、1cm位長く、つまり奥行を深く取る方が良い。 そして後部浜察席には、カメラ2台と通信装置が装備されるが、爆撃機の場合は、通信兼機銃手となる。二段にしたわけは、この砲塔を旋回式にするためだからである。 作り方は(ハ)を参照。前・後に鋸目を入れると簡単に美しくできるが、後で側面の板が、ちょっと面倒である。(ニ)の弾倉も同じ。 | |
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ここで、ラッカー・サフェサー塗る。とくに吹付塗装をしない方は(大部分の方がそうだと思う)、サフェサーを黒に近い色に着色すること。これは仕上の場合に磨き過ぎて、上塗を通り越え、下地のサフェサーの色が出るのを防ぐためである。充分美しく塗った後は、水ペーパーで整形。 できる得る限り、ウインドの前面の曲線背部の胴体と接する部分の巾と丸味に心を配り、ビニールを、透明部と枠の部分と2枚重ねるから、その厚味を考慮して雄型を作る。 |
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| 型を図のようにキリに差して、握る柄として、90°くらいの湯で、ビニールを加工する。ビニール板の厚さは0.3mm前後が良く、沸騰した湯では、ビニール板がスリガラスのように曇る。 次は第4図機首の風防作り、ここの部分の型だけはそのまま使える。サフェーサーで充分整形してあるので、私も美しい風防を作ることができた。 | |
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| 最初、1枚の大きなビニール仮で機首の部分全体を作ろうとしたが、散々な目にあい、そこで真中の線より上と下を別々に作ったところ、取り付けには苦心したが、美しい透明度を得ることができた。 この機首の場合には、枠などがないので、操縦席の場合のように2個宛もいらないが、この機首風防を作った後は、切り落すので、雄型はなくなるわけだから、失敗した折のことを考慮して、上・下2個宛作る。 作り方は、必要な部分(第6図の(イ)を参照、ここのA・B線の接着するノリシロを考慮の事)をエンピツで印をして、第4図(イ)のようにして、2個宛作る。 (ロ)が完成図だが、先ず上を2個作ると、鋲のために相当、機体に穴があく、これは、ラッカー・パテーで埋め、充分乾かせ、ラッカーで仕上げて、下の風防を作る……という具合にする。そして(ハ)のように、操縦の席の床の辺りまで鏡目を入れ、機首を切断後、点線よりノミなどを利用して割り、(ニ)のごとく、くり抜く。この場の構造はし(ヘ)図を見て、充分研究すること、点々の部分が機体である。 この機体は、後部がどうしても重くなり、普通では前輪が浮き上るので、オモリとして、厄介だが、ナマリを溶して洗し込んでみた。 このため、(ニ)のごとく、相当除く彫って、前輪口もくりぬいて、(ト)のようなものをブリキ板で作り、床にきっちりと嵌込み、ナマリ(約20匁位)を火で溶して流し込み、もう1枚のブリキ板で、蓋をしてやる。この折、ナマリの熱で機体が火傷して(?)表面が水ぶくれのように、ラッカーがブツブツに焦げる。その時には、改めてパテを詰めて手当をすること(仲々、色々と厄介なものではアルプここの部分では、操縦席の深さに注意すること。(ホ)図はこの段階での仕上り。 第5図に本機の操縦席と機首偵察席を示した(次号掲載)。操縦席は向って左側だけにあり(爆撃機の場合は両方か?)、右側は一段高くなり、機首偵察席に行く通路がある。 | |
| | なお挿入した写真Ⅲは、実機の操縦席だが、見ただけで全くウンザリするが、内部はすべて、黒一色に塗られていた。又この右側の通路の手前に、実機に於ては椅子が2コあるそうだが、奥行の都合で、1コだけ取りつけた。(イ)は側面より見たところで、大体このような配置となる。
一段高くなた床も(ロ)図とニラミ合せて、うまくブリキ板でバンダづけする。工作順は、計器板を取りつける前に、フットレバミー、ハンドル型操桿、椅子 それから計器板といった具合に、無理なく行うこと。 |
| 参考までに、1/50 で作る場合、本機の胴体全幅が約36ミリくらいとなる。したがって、計器板の幅がセイゼイ20ミリくらいとなり、計器の直径が1コ2ミリ前後となるので、着色した紙に計器として日の丸を、美しく並べて書く程度でよい。 実機のごとく、黒一色では照明設備(?)などはもちろんないから、せっかくの苦心の計器類も見分がつかず、面白くないので、ある程度の誇張も必要と考え、床はブリキの生地のまま、椅子も着色せず、計器板は暗緑色に白の計器、レバー・ボックスは赤、ハンドルとレバ-の先端は黄色と、色々と配色した。 室内(?)全体は、煙草のケースを緑に塗り、貼りめぐらせた。小物の材料として、レバーボックスには消ゴムを使って形に切り、レバーはブリキを細く切り、先を握る部分として丸めた。 ハンドルも同じく作り、床へハンダづけする。写真ではわからないがパイロットの席の背後には、相当複雑な機械が並んでいる。 これでほぼ,操縦席周辺の工事は完了し、(ホ)図のように、第3図で作った風防を取りつける。ビニールの厚さだけをテイネイにナイフで削る。以下、機首と後部偵察席の風防取りつけほ同じである。 もしビニール板の厚さより深く彫った場合は、段がついたりして、機体の線がくずれるから、慎重に風防を幾度もアテハメながら、位置を定めて工作する。 それからチョット気のついたことだが、この風防をとりつけた後、機首風防も同じくとりつけるのだが、小さなゴミが室内に侵入し、風防の内側に附着して、取るに取られず、気になってノイローゼにでもかかりかねないから、第5図(イ)の(A)に、点線で示した所に、透明ビニール板を切って接着し、仕切りを作ると、ゴミの移動を防ぐことができるから、ゼヒお忘れなく。御参考までに……。 仕切りをとりつけた後で、筆の先などを使って完全に室内を清掃して、ビニール用接着剤を使って風防をとりつけ、紙テープで一昼夜放置して、乾燥させる。 これでこの項ほ終了し、いよいよ機首の工事へと進むことにする。 (以下次号) | |
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| | ※第5図は、雑誌では次号になっています。 |
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出典
(株)文林堂 航空ファン 1957年11月号 P73,74,91




